ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、アメリカのバイデン大統領やハリス副大統領と会談しました。アメリカ政府は1兆円を超える軍事支援を発表しました。

バイデン大統領は会談で、射程の長いミサイルや防空システムなどおよそ1兆1400億円規模の支援を伝えました。ゼレンスキー大統領は支援に謝意を示した上で、ロシアとの戦争終結に向けた「勝利計画」について議論する考えを示しました。また、長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を認めるよう求めたとみられます。

ハリス副大統領は共同会見で、トランプ前大統領を念頭に「我が国の中には、ウクライナに領土の大部分を諦めさせようとする人もいる。これらの提案はプーチンと同じだ」などと批判しました。

こうしたなか、トランプ氏とゼレンスキー氏が27日に会談することになりました。ゼレンスキー氏は、勝利計画について説明する意向を示しています。一方、トランプ氏はアメリカ訪問し巨額の軍事支援をえたゼレンスキー氏を「史上最高のセールスマンだ」などと批判しています。