現代美術家の村上隆さんが、世界にひとつしかないことを証明する技術「NFT」の作品などを集め、アメリカ・ニューヨークで個展を開催しています。

「NFT」とは、デジタル空間にあるアートなどの作品が「オリジナル」だと証明することができる新しい認証技術で、会場には、村上さん自身初の花をモチーフにしたNFT作品など、およそ160作品が展示されています。

スナップチャットのアプリを使うと拡張現実を使ったコンテンツが見られるほか、会場はメタバースで再現されるようになっていて、世界中からオンラインで展示を見ることができます。

NFTアートについて村上さんは。

村上隆さん「相反する価値観がNFTアートとリアルアートでは存在しており、両方の相反する業界の架け橋をかけるというのがこの展覧会の目的でありました」

展示されている作品のもととなったアバターはネットで購入が可能で、1体日本円でおよそ数百万円から1億円を超える値段で取引されています。