米“債務上限引き上げ”議会下院で可決 バイデン大統領、債務不履行回避へ「極めて重要な一歩」
アメリカ政府の債務上限を引き上げるための法案が議会下院で可決されました。バイデン大統領は債務不履行の回避に向け、「極めて重要な一歩を踏み出した」と強調しました。
バイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長は2025年1月まで現在の債務上限の効力を停止する一方、国防費以外の歳出を抑制することで合意しています。
合意内容を盛り込んだ法案は議会の上院と下院で可決される必要がありますが、5月31日、下院で法案が可決されました。バイデン大統領は声明で「史上初の債務不履行を防ぐための極めて重要な一歩を踏み出した」と強調し、上院に対し、できるだけ早く法案を可決するよう求めました。
政府の資金繰りが行き詰まり、債務不履行に陥る恐れがあるとされる6月5日までに上院で可決され、バイデン大統領が署名して法律が成立するかが焦点です。