プーチン大統領、目標は「東部ドンバス地方」
ウクライナ軍が東部などで反転攻勢を強める中、ロシアのプーチン大統領が日本時間の17日未明に会見を行い、「東部のドンバス地方という目標は変わらない」と強調しました。
プーチン大統領「重要な目標はドンバス全域の解放であり、ウクライナの反撃の試みにもかかわらず、任務は継続されている」
プーチン大統領は、ロシア軍は「徐々に進んでいる」とした上で、「急いでいない」と述べました。
また、ダムなどインフラへの攻撃を強めていることについて、この戦況が続けば「より深刻な対応をする」と警告しました。
これに先立ち行われたインドのモディ首相との会談では、「今は戦争のときではない」と苦言を呈したモディ首相に対し、「早く停戦できるよう最善を尽くすが、ウクライナ側が拒否している」と主張しました。
一方、ウクライナ側が奪還した北東部イジュームでは16日、集団墓地に埋葬された遺体を調べる作業が始まりました。ハルキウ州幹部によりますと、子供を含む市民450人が埋葬されていて、中には、後ろ手に縛られていたほか、首に縄の痕がある遺体もあったということで、戦争犯罪について捜査が進んでいます。