ゼレンスキー大統領 アフリカ代表団と会談 ロシア軍が撤退しない限り和平交渉を行わない考え示す
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、キーウを訪れたアフリカの代表団と会談し、ロシア軍がウクライナから撤退しない限り、和平交渉は行わない考えを示しました。
ロイター通信などによりますと、アフリカの代表団には、南アフリカや、エジプトなど7か国の首脳らが参加し、16日、民間人の虐殺があったブチャを訪問した後、キーウでゼレンスキー大統領と会談しました。
ロシアとの和平実現に向けた道筋について話し合われましたが、会談後、ゼレンスキー大統領はロシアが会談中にもキーウへミサイル攻撃を行ったことに触れ、「われわれは真の平和を必要としている」として、ロシア軍がウクライナから撤退しない限り、和平交渉は行わない考えを改めて示しました。
一方、南アフリカのラマポーザ大統領は「ウクライナとロシアそれぞれの言い分を聞く必要がある」と述べ、中立の立場で仲介していく方針を示しました。代表団は17日にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談する予定です。