空を覆う煙 南米チリで大規模な“森林火災” 112人死亡
南米のチリで大規模な森林火災が発生し、少なくとも112人が死亡するなど、被害が拡大しています。
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2月2日、空を覆っていたのは、火災で発生した煙です。建物は真っ赤に燃え、屋根の高さ以上の炎が噴き出していました。翌日、火災現場にのこされていたのは、崩れ去った建物と、燃え尽きてしまった車です。
ロイター通信によると、チリ沿岸部などで2日、森林火災が起きました。
地元住民
「家屋が燃えるのを待つか、火が消えるのを待つしかない。それ以外の選択肢はありません」
地元メディアは、当局の発表としてこの火災で少なくとも112人が死亡、被害の大きいビニャデルマル市では、370人以上の行方がわかっていないと報じています。
南米では今年、エルニーニョ現象の影響で例年を上回る高温が続き、森林火災のリスクが高まっているということです。
懸命な消火活動が続いています。