90か所以上で森林火災発生、少なくとも51人死亡 南米・チリ
エルニーニョ現象の影響で猛暑が続く南米のチリでは、90か所以上で森林火災が発生し、少なくとも51人が死亡しました。
ロイター通信によると、チリ中部などで2日、森林火災が発生しました。この火災は現在も続いていて、これまでに少なくとも51人が死亡したということです。
チリの内務大臣は、「犠牲者数は今後、確実に増えるだろう」と述べ、懸念を深めています。
チリ当局によると火災の発生は92か所に達し、少なくとも4万3000ヘクタールが焼失、家屋もおよそ1100棟が焼ける被害が出ているということです。
南米の西部では今年、エルニーニョ現象の影響により例年を上回る高温が続き、森林火災のリスクが高まっているということです。今回の火災が起きた一帯でも今週、連日の猛暑が続いていました。