先月、中国で日本人の親子が中国人の男に切りつけられた事件で、男を阻止しようとして刺され死亡した中国人女性に対し、中国共産党は「勇士」の称号を授与すると発表しました。

中国・江蘇省蘇州で先月24日、日本人学校のスクールバスを出迎えていた親子が中国人の男に切り付けられた事件では、犯人の男を阻止しようとして刺されバス案内係の胡友平さんが死亡しました。

中国国営メディアなどによりますと、中国共産党は26日、胡さんに対し「勇士」の称号を授与すると発表しました。

理由として「危険を顧みず勇気を出して犯罪者と闘い、自分の命を犠牲にしてでも多くの人を救ったこと」を挙げています。

また「彼女の勇気ある行為に対するインターネットの閲覧数がのべ13億回を超えた」とも称えています。

中国共産党は3か月に一度、勇敢に行動した人物に「勇士」の称号を与えていて、 今回は48人が選ばれました。