イスラエル外相 ガザ地区での停戦や人質解放めぐる協議に「一定の進展」
パレスチナ自治区ガザ地区での停戦や人質解放をめぐる協議で、イスラエルの外相は「一定の進展があった」と述べました。
イスラエルメディアによりますと、イスラエルのサール外相は13日、イスラム組織ハマスとの停戦交渉で「一定の進展があった」と明らかにしたということです。その上で、「イスラエルは合意を求めている。ハマス側も同じことを望んでいるか、まもなくわかるだろう」と述べました。
ロイター通信によりますと、交渉を仲介しているカタールがイスラエルとハマス双方に合意に向けた最終案を提示し、イスラエル政府高官は「最大33人の人質解放に向けた交渉が最終段階に入っている」と語ったということです。
ハマスは声明で、「交渉は順調に進んでいる」と停戦合意に前向きな姿勢を示しています。
アメリカのバイデン大統領は13日、停戦と人質解放に向けた交渉について、「ようやく実現しようとしている」と述べた上で、「合意に向けて全力を尽くしている」と強調しました。
これに先立ち、サリバン大統領補佐官は、「今週中にも合意できるだろう」との見通しを示しています。
ロイター通信は、カタールの首都ドーハで14日午前中に、停戦合意に関する最終的な詰めの協議がおこなわれる予定だと伝えています。