露ショイグ国防相、戦勝記念パレードの規模縮小を示唆
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ロシアのショイグ国防相は20日、毎年5月9日に行われる戦勝記念パレードの規模を去年よりも縮小することを示唆しました。
5月9日の戦勝記念日の軍事パレードは、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利したことを祝って行われるものです。
また、ロシアとして軍事力を国内外にアピールする場としても注目されてきました。
ロシアのショイグ国防相は、20日、軍の会議でことしの軍事パレードについて説明し、「9000人以上の軍人と75の地上兵器が参加する」と述べました。
登場した戦車が旧型の1両だけだったことが注目された去年よりも参加する軍人数で1000人減り地上兵器も50少なく、規模を縮小することを示唆した形です。
また、ウクライナ侵攻を開始した直後の2022年と比較すると2000人の縮小となり攻勢を強めるロシアにも、侵攻の長期化による影響が出ているものとみられます。
ショイグ国防相はまた、15日から17日まで行われた大統領選挙の投票期間中、「419機の無人機と67発のミサイルを撃墜した」と明らかにしました。
ウクライナと国境を接するベルゴロド州などでは地上での戦闘も起きていて、ショイグ国防相はウクライナが大統領選挙の混乱を狙って「投票所や国家機関を攻撃した」と批判しました。
写真:ロシア大統領府