ロシアの首都モスクワで4日、9日の「戦勝記念日」を前に軍事パレードのリハーサルが行われました。

リハーサルはモスクワ中心部の「赤の広場」で非公開で行われましたが、待機場所の大通りには多くの市民が集まりました。

しかし、リハーサルには先導車を除いて戦車がないなど、去年とは様変わりした光景となりました。

また「赤の広場」に隣接する「クレムリン」には前日、無人機による攻撃があったとされたばかりで、リハーサルは厳重な警備のもとで進められました。

ことしのパレードについてロシア大統領府のペスコフ報道官は、「特別軍事作戦に参加した兵士も行進する」と明らかにしています。

モスクワでは7日に本番と同時刻のリハーサルが予定されていますが、ことしはメディア公開をしないなどテロへの警戒を強めています。