G7財務相・中央銀行総裁会議 金融不安などについて議論…日銀・植田新総裁も出席
G7(=主要7か国)の財務相・中央銀行総裁会議が12日、アメリカの首都・ワシントンで開かれ、欧米の銀行破綻危機に伴う金融不安などについて意見を交わしました。
会議には鈴木財務相や、就任後初の国際会議となる日本銀行の植田新総裁らが出席しました。
採択された共同声明では、金融システムは強靱(きょうじん)であるとしながらも、「引き続き金融セクターの動向を注意深く監視し、グローバルな金融システムの安定と強靭性を維持するために適切な行動をとる用意がある」などと明記されました。
鈴木財務相「(金融不安の)波及が万が一、起きた場合には、各国当局で連携しながら、流動性確保などの対応がとられるんだろう」
また、植田日銀総裁は各国に対し、大規模な金融緩和を継続すると説明しました。
植田日銀総裁「日本銀行は物価安定目標の持続的・安定的な実現を目指し、金融緩和を継続すると申し上げた」
会議にはウクライナの財務相も出席し、ロシアへの制裁を継続する方針などを改めて確認しました。