米中、気候変動問題めぐり集中的協議で合意
中国訪問を終えたアメリカのケリー大統領特使が記者会見を開き、気候変動問題をめぐり中国と集中的に協議を行うことで合意したことを明らかにしました。
バイデン政権で気候変動問題を担当するケリー特使は、「新たな地平を切り開くには、もう少しやるべきことがあると認識した」と述べ、今後、数週間、中国と集中的に協議を行うことを明らかにしました。
また、11月からアラブ首長国連邦で始まる気候変動対策を議論する国連の会議=COP28の成功に向けて、協力することで一致したと述べました。
ケリー特使は今回の訪中で、中国の李強首相や外交トップ・王毅政治局員らと会談しました。
米中が協力しやすい気候変動問題での協議を通じて、両国の関係を安定させることで秋の米中首脳会談の実現に向け、環境整備を図る狙いがあります。