ロシア大使「病院攻撃」を否定 単独インタビューで「問題は西側諸国の兵器提供」 NATO協力の日本を「非常に残念」と…
ロシアは8日、ウクライナの首都キーウの小児病院などを攻撃し、子どもを含む42人が死亡しました。こうした中、私たちは10日、就任してまもない駐日ロシア大使に、メディアで初めて単独インタビューを行いました。大使は、病院への攻撃を否定しました。
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10日、私たちが話を聞いたのは、ことし5月に就任したばかりのロシアの駐日大使、 ニコライ・ノズドリェフ氏。
ロシア ノズドリェフ大使
「わざわざロシア大使館までおいでいただいてありがとうございます」
国際基督教大学に留学し、ロシア外務省でも“日本担当”の局長を務めてきた“知日派”。冷え込む日露関係の中で、何を語るのでしょうか。
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8日、ウクライナの首都キーウも標的となった、ロシア軍による大規模攻撃。
小児病院にいた女性(ウクライナ・キーウ)
「悪夢のようです」
小児病院なども被害を受け、子どもを含む42人が死亡しました。
日本テレビ 小林史 国際部長
「子供を含めた民間人が犠牲になっているというこの現状についてどう考える?」
ロシア ノズドリェフ大使
「(小児病院を)破壊をしたのはノルウェー製のNASAMSという対空防衛システムのミサイル。つまりロシアのミサイルを迎撃しようとして、最終的に誤った操縦があったかもしれません」
小児病院の攻撃は「ウクライナ側の迎撃ミサイルによるものだ」と主張。
一方ウクライナ側は“ロシアの巡航ミサイルの残骸”が現場から回収されたとして、画像を公開しているほか、国連機関も攻撃は“ロシアのミサイルによる可能性が高い”との見方を示しています。
民間人の虐殺などロシア軍による「戦争犯罪」が指摘されてきたことについては…
日本テレビ 伊佐治健 報道局長
「民間人がキーウ近郊のブチャで多数殺害されるという事態がありました」
ロシア ノズドリェフ大使
「それはそちらがおっしゃっていると思うんですけど」
日本テレビ 伊佐治健 報道局長
「私たちの取材でブチャのウクライナの人を取材したところ、私たちはブチャでの虐殺はあったであろうと感じています」