パリ五輪まであと1年 ウサイン・ボルト氏が手に…聖火リレーのトーチ披露 優美なデザインに注目
フランス・パリで25日、パリ五輪の聖火リレーで使うトーチが披露されました。トーチは「セーヌ川などの水」や、「安らぎや平和」などを表現したデザインだといいます。
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フランス・パリのシンボル、エッフェル塔。そのすぐ近くを流れるセーヌ川沿いに25日、多くの人々が集まっていました。パリ五輪開幕まで1年を前に、セーヌ川を航行する船上でイベントが行われていたのです。
IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長と、陸上男子100メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルトさんが出席。2人が手にしていたのは、聖火リレーで使うトーチです。
記者
「今、聖火トーチがお披露目されました。集まったファンからは、大きな歓声があがっています」
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大会組織委員会が公開したこのトーチ、上下左右が対称であるのが特徴で「平等」を表現しています。また、下半分を反射する水面のように磨きあげ波紋をつけることで「セーヌ川などの水」を、全体の曲線で「安らぎや平和」を表しています。
観客
「シンプルなデザインで、水の反射というアイデアも気に入りました」
2024年7月26日に、スタジアム以外では初となる、セーヌ川で行われるオリンピックの開会式で、聖火台に点火されます。