アメリカの研究機関は、最新の衛星画像から、北朝鮮・豊渓里の核実験場で、核実験の再開に向けた動きが進んでいるとの分析を明らかにしました。

今月3日に撮影された、北朝鮮・豊渓里にある核実験場の衛星画像について、アメリカのミドルベリー国際大学院は、坑道のそばにトンネルを掘った際に出る土砂が確認できることから、2018年に爆破した坑道の内部につながる別のトンネルを掘っているようだと指摘。「北朝鮮は実験場を復旧させ、核実験を再開させる動きを見せている」と分析しています。

北朝鮮は今月15日に故・金日成主席の生誕110年の節目を控えていて、アメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表は6日、この記念日に合わせて「ミサイル発射や核実験を行うかもしれない」と警戒感を示しています。