イギリス・重要閣僚2人が相次ぎ辞任 ジョンソン首相に大きな痛手か
イギリスで5日、重要閣僚が相次いで辞任しました。ジョンソン政権をめぐっては、ロックダウン中に首相官邸でパーティーが開かれていたことが明るみに出るなど不祥事が相次いでいて、支持率が低迷しているジョンソン首相にとって大きな痛手となりそうです。
辞任したのはスナク財務相とジャビド保健相の2人です。スナク氏はジョンソン氏にあてた書簡で辞任の理由について、「今のような形で続けていくことはできない」と説明、ジャビド氏も国民の信頼が失われたとした上で「ジョンソン首相のもとではこの状況は変わらない」と厳しく批判しました。
現政権をめぐっては、ロックダウン中に首相官邸でパーティーが開かれていた問題や、ジョンソン首相が登用した与党・保守党幹部の痴漢疑惑が報じられるなどしたため、批判が高まっていました。
重要閣僚が相次いで内閣を去ったことで、首相の求心力が一層低下することは避けられないとみられます。