テレビ局襲撃事件を捜査中の検察官が射殺される エクアドル
南米・エクアドルで17日、テレビ局への襲撃事件を捜査していた検察官が射殺されました。
ロイター通信などによりますと、エクアドル最大の都市グアヤキルで17日、犯罪組織の捜査を担当していた検察官が殺害されました。これは検察のトップが明らかにしたもので、検察官は車を運転中に射殺されたということです。
エクアドルでは今月、テレビ局に武装勢力が侵入し生放送中のスタジオを占拠する事件が起きるなど治安が極度に悪化していますが、殺害された検察官はこの襲撃事件を担当していたほか、麻薬密売組織と政府高官らの癒着についての捜査も担当していたということです。
エクアドルではギャングのリーダーが脱獄した後、爆発や警官の拉致など少なくとも30件の襲撃事件が発生、ノボア大統領が「非常事態宣言」を出すなど、エクアドル政府も危機感をあらわにしています。