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米航空機大手ボーイング、労組が16年ぶりストライキ

2024年9月14日 0:42

アメリカの航空機大手ボーイングの労働組合は13日、16年ぶりのストライキに踏み切りました。長期化すれば、航空機の生産に影響が出る可能性もあります。

ボーイングをめぐっては、労働組合の執行部と会社側が、今月8日の労使交渉で4年間で25パーセントの賃上げなどを含む労働協約で暫定合意しましたが、組合員からは賃上げの幅が不十分などとして反発の声が上がっていました。

労働組合が12日に行った投票では、およそ95パーセントの反対により、労働協約は否決されました。また、96パーセントがストライキに賛成し、13日から実施されることが決まりました。

アメリカメディアによりますと、ボーイングでのストライキは16年ぶりで、従業員およそ15万人のうち、労働組合に加盟するおよそ3万3000人がストライキに参加するということです。

ボーイングは相次ぐ事故などで経営不振に陥っていて、今回のストライキが長期化すれば、航空機の生産にも影響が及び、さらなる打撃となるおそれがあります。