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米中外相“米中関係を管理する必要性”議論 / 日米豪印のクアッド外相会合も

2022年9月24日 5:53
米中外相“米中関係を管理する必要性”議論 / 日米豪印のクアッド外相会合も

アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相が23日、ニューヨークで会談しました。アメリカ側の発表によりますと、両氏は、台湾をめぐる緊張の高まりも踏まえ、意思疎通を維持し、米中関係を管理する必要性を議論しました。

アメリカ国務省によりますと、会談でブリンケン長官は「アメリカは長年『一つの中国』政策に基づいて、台湾海峡の平和と安定を維持することに関与している」と強調しました。

両氏は、米中が意思疎通を維持し、両国関係を責任を持って管理する必要性を議論しました。

ブリンケン長官は、米中の利害が一致する分野では、協力に前向きだと伝えたということです。

さらにブリンケン長官は、中国がウクライナへの侵攻を続けるロシアを支援した場合の影響についても指摘しました。

また両氏は、11月の開催を検討している初の対面形式の首脳会談の調整を行った可能性もあります。

一方、日米豪印4か国によるクアッド外相会合も行われました。

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会合では、中国を念頭に「一方的な現状変更の試みに強く反対する」とあらためて確認したほか、インド太平洋地域での人道支援や災害救援のパートナーシップに向けたガイドラインに署名しました。