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韓国捜査当局、尹大統領の身柄拘束に向けて調整へ 拘束令状の期限延長を申請

2025年1月7日 12:17
韓国捜査当局、尹大統領の身柄拘束に向けて調整へ 拘束令状の期限延長を申請

韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、捜査当局は拘束令状の延長を申請していて、認められれば再び大統領の身柄拘束に向けて調整を進める見通しです。

尹大統領の拘束をめぐっては、韓国の合同捜査本部が今月3日に試みましたが、大統領警護庁の抵抗を受けて断念しました。拘束令状は6日に期限を迎えましたが、捜査本部は裁判所に期限の延長を申請していて、認められれば改めて拘束に向けて調整を進めるとみられます。警察関係者は、尹大統領の拘束について、「十分に検討して準備したら可能だと思う」と自信を見せているということです。

一方、大統領の公邸では令状の執行に備えて、妨害のための多数のバスの配置や有刺鉄線を設置する様子が確認され、韓国メディアは「要塞化している」と伝えています。

警察は、再び拘束に乗り出す際に特殊部隊を投入することも検討していて、大統領警護との衝突も懸念されています。

大統領の拘束に向けては6日、捜査本部に加わっている「高官犯罪捜査庁」が令状の執行を警察に一任しようとしたものの、その後、事実上撤回するなど捜査当局側の迷走も続いていますが、韓国メディアは「無能さを露呈した」などと批判を強めています。

最終更新日:2025年1月7日 12:17
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