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戦闘休止と人質解放めぐる交渉「17日に代表団出発の見込み」イスラエルメディア報じる

2024年3月18日 7:42

パレスチナ自治区ガザ地区で多くの人々が食料不足に苦しむ中、戦闘休止と人質解放をめぐる交渉について、イスラエルメディアは現地時間17日(日)に代表団が出発する見込みだと伝えました。

戦闘休止と人質解放をめぐる交渉について、イスラエルの現地メディアは代表団が17日に交渉が行われるカタールに向けて出発する見込みだと伝えていますが、イスラエル側は恒久的な停戦には否定的な姿勢で、双方の溝が埋まるかどうかは依然、不透明です。

こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相とドイツのショルツ首相は17日に会談し、共同会見を行いました。

ネタニヤフ首相は、ガザ地区最南端のラファで地上侵攻を行う際、イスラエル軍が「民間人を閉じ込めたままにしない、むしろ脱出できるようにする」と述べました。

一方、ショルツ首相は、ラファへの攻撃は地域の平和を困難にすると述べた上で、「パレスチナ人が飢餓の危険にさらされているのを傍観することはできない」と懸念を示しました。

また、ロイター通信によりますと、EU(=ヨーロッパ連合)のフォンデアライエン委員長も17日、ガザ地区は深刻な飢餓に直面していて、迅速な停戦合意が必要だと述べるなど、国際社会からは住民の犠牲を懸念する声が強まっています。