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「ラマダン」始まるもガザ地区で戦闘続く 国連事務総長が停戦呼びかけ

2024年3月12日 5:37
「ラマダン」始まるもガザ地区で戦闘続く 国連事務総長が停戦呼びかけ

パレスチナ自治区ガザ地区では、イスラム教にとって神聖な断食月・ラマダンが始まりましたが、戦闘休止の見通しは立っておらず、イスラエル軍による攻撃が続いています。

ガザ地区では、イスラム教の断食月・ラマダンが始まった11日にかけてもイスラエル軍による攻撃が続き、地元メディアによりますと、空爆により北部で16人が死亡したということです。

アメリカなどが目指していたラマダン前の戦闘休止は実現せず、ロイター通信は、仲介役のエジプトがラマダン中も交渉を再開するよう、イスラエルやハマスなどと接触したと伝えています。

ただ、ラマダン期間中はイスラム教徒の宗教心が高まることから、各地で激しい衝突が起こる可能性もあり、緊張が高まっています。

こうした中、国連のグテーレス事務総長は11日、改めて停戦を呼びかけました。

グテーレス事務総長
「世界の目が、歴史の目が見ている。目をそらすことはできない。防げるはずの死をこれ以上、増やさないため行動しなければならない」

また、事務総長は、イスラエルが準備を進めるガザ地区の最南部ラファへの侵攻について、「ガザの人々をさらに深い地獄へと陥れかねない」と警告しました。

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