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「ハマス側が周辺地域を刺激しようとしている」イスラエル情報機関がけん制

2024年3月10日 7:00
「ハマス側が周辺地域を刺激しようとしている」イスラエル情報機関がけん制

イスラエルの情報機関モサドは9日、イスラム教の断食月・ラマダンを前に、イスラム組織ハマス側が「周辺地域を刺激しようとしている」とけん制しました。

イスラエルとハマスとの間での交渉をめぐっては、ラマダンの前の合意を目指して調整が続けられてきましたが、双方の条件が折り合わず難航しています。

ラマダンが目前に迫った9日、イスラエルの情報機関モサドは声明を出し、ハマス側が交渉に無関心であるとした上で、「パレスチナ自治区ガザ地区の住民を犠牲にして、周辺地域を刺激しようとしている」とハマス側をけん制しました。

ハマス側は、ラマダンの初日に中東エルサレムにあるイスラム教の聖地アルアクサ・モスクへの行進をイスラム教徒に呼びかけていて、衝突も警戒されています。

こうした中、イスラエル軍は、ハマスの拠点だとしてガザ地区南部のラファにある高層マンションを攻撃しました。事前に住民へ避難を呼びかけたことから、負傷者はいなかったとしています。

イスラエル軍は、今後もラファでの作戦を続ける構えです。

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