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ハマス側交渉の地エジプト入り、イスラエルは参加に同意せず イスラエル軍発砲で100人以上死亡か 支援物資に集まった市民銃撃と証言

2024年3月4日 6:17

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止と人質解放をめぐり、ハマス側が交渉の行われるエジプトに到着しました。一方、イスラエルはまだ交渉への参加に同意していません。

ロイター通信によりますと、ハマスの代表団は3日、エジプトのカイロに到着しました。イスラエルとハマスの交渉は6週間の戦闘休止や人質とパレスチナ人囚人の交換などの内容が浮上しており早ければ3日にも始まるとの見方もでていました。

こうした中イスラエルメディアはイスラエル側が3日に代表団を派遣することは拒否したと報じました。

イスラエルが要求している人質の生存者リストなどについて、ハマス側が提出を拒否していることが理由として挙げられており、交渉は入り口から波乱含みの展開になっています。

エルサレムでは数千人が首相公邸の前に集まり人質の即時解放を訴えました。

こうした中イスラエル軍は3日、支援物資に集まっていた人々への発砲で100人以上が死亡したとされる事件について次のように主張しました。

ハガリ報道官
「大半のパレスチナ人は殺到の結果、死傷した」

しかし、病院に搬送された人々の多くが銃撃されていたとの証言もあり、真相究明を求める声が高まっています。