イスラエルやハマス側と“交渉仲介”のエジプトが接触…ラマダン中の停戦交渉再開に向け
パレスチナ自治区ガザ地区で続く戦闘の休止をめぐり、ロイター通信は、交渉を仲介するエジプトが11日に始まるイスラム教の断食月、ラマダン中の停戦交渉再開に向けて、イスラエルやイスラム組織ハマス側と接触していると伝えました。
ロイター通信はエジプトの治安当局筋の話として、11日に始まるイスラム教の断食月、ラマダンの期間中に停戦交渉を再開するため、エジプトが10日、イスラエルの幹部やハマス、そのほかの仲介者と接触したと伝えました。
交渉を仲介するアメリカやカタール、エジプトなどはラマダン前の合意をめざしていましたが、イスラエル首相府は9日、「ハマスは取引に興味がないかのように自分たちの立場に固執している」などの声明を出して、ハマス側を批判するなど、ラマダン前の合意は絶望的とみられていました。
ガザ地区では現在、食料が不足して餓死者が出るなど、人道危機は悪化の一途をたどっています。