ガザ地区の支援物資配給所をイスラエル軍が空爆…8人死亡 ガザ保健当局が発表
パレスチナ自治区ガザ地区の保健当局は、イスラエル軍が人道支援物資の配給所を空爆し、8人が死亡したと発表しました。
ロイター通信などによりますと、ガザ地区の保健当局は、イスラエル軍が14日ガザ地区中部の人道支援物資の配給所を空爆し、8人が死亡したと発表しました。
また、北部でも物資を運ぶトラックを待つ群衆に発砲し、少なくとも21人が死亡したとしていて、人道支援物資を待つ人の犠牲が相次いでいます。イスラエル軍は「いずれも調査中」としています。
一方、ネタニヤフ首相は、「南部ラファでの作戦を阻止しようとする国際的な圧力があるが、私は拒否する」と述べた上で、「イスラム組織ハマスの排除を完了する」として、改めてラファでの地上作戦に踏み切る構えを強調しました。
こうしたなかハマス側が14日、仲介国に対して、イスラエル軍のガザ地区からの撤退などを盛り込んだ停戦案を伝えたと明らかにしました。
イスラエルメディアによりますと、仲介国のカタールからイスラエル側に、すでに伝えられたということです。
ただ、イスラエルの首相官邸は「ハマスが非現実的な要求を続けている」としていて、停戦に向けた交渉の進展は不透明なままです。