「カイロ平和サミット」緊張緩和に向け協議も…共同声明など出されず 情勢不透明
ガザ地区をめぐる衝突が続く中、エジプトのカイロで21日、情勢の緊張緩和に向けた国際会議が開かれました。
21日に開かれた「カイロ平和サミット」には、日本の上川外相のほか、中東や欧米の35の国や機関などの首脳らが出席しました。
サミットでは、ガザ地区をめぐる緊張の緩和に向けた協議が行われたほか、首脳らが人道支援の強化の必要性などを訴えました。
一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「私たちは自らの土地から立ち去ることはなく、とどまり続ける」と述べて、イスラエル側をけん制しました。
サミットにはイスラエル側が参加しておらず、共同声明なども出されなかったことから、緊張緩和につながるか不透明な情勢です。