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イーロン・マスクCEO、停止した記者らのツイッターアカウント“復活”表明

2022年12月17日 16:59
イーロン・マスクCEO、停止した記者らのツイッターアカウント“復活”表明

アメリカのソーシャルメディア大手ツイッターのイーロン・マスクCEOは16日、規約に違反したとして停止した大手メディアの記者らのアカウントを復活させると明らかにしました。このアカウントの停止には、国連からも言論の自由を損なう「危険な先例だ」などと懸念が示されていました。

今回、復活するのは、マスク氏を取材するニューヨーク・タイムズやCNNなどの記者らのアカウントです。

マスク氏は14日、ツイッター上で他人のリアルタイムの位置情報の投稿を禁じる規約を追加し、自身のプライベートジェットの位置情報を追跡するアカウントを停止していて、ロイター通信によりますと、記者らはこのアカウントのリンクを投稿していたということです。

マスク氏は15日、「私の正確な位置情報をリアルタイムで投稿し、私の家族を危険にさらすことは許さない」などと投稿し、記者らが規約に違反したとしましたが、ニューヨーク・タイムズやCNNは停止の理由が不明だと強く反発していました。

マスク氏は自身のツイッターで今回停止したアカウントをいつ復活させるべきかを問うアンケートを行っていて、「ただちに」が58.7%で最も多かったと明らかにした上、アカウントの停止はただちに解除されるとしています。

今回のアカウントの停止に関しては、国連の報道官が16日、「恣意的なアカウント停止で非常に憂慮している。言論の自由を公言しながらメディアの声が封じられるべきではない。危険な先例だ」などとマスク氏の対応を疑問視する声をあげるなど、批判が相次いでいます。