ロシアとウクライナの間で連日、非難の応酬 米の仲介でエネルギー関連施設への攻撃停止で合意

アメリカの仲介で、エネルギー関連施設への攻撃停止で合意したロシアとウクライナの間で連日、非難の応酬が続いています。
ロシア大統領府の報道官は28日、ゼレンスキー政権が軍を統制できておらず、合意に違反した攻撃が続いていると主張しました。
ロシア国防省は28日、西部クルスク州のガス施設が、ウクライナ軍の攻撃で破壊されたと主張しました。
大統領府のペスコフ報道官は、エネルギー関連施設への攻撃停止の合意をめぐり、ウクライナ軍が連日違反していると非難しました。
ゼレンスキー政権が軍を統制できず、軍が命令に従っていないとした上で、「ロシアも合意に従わない権利がある」と主張しました。
一方、ロイター通信などによりますと、ウクライナ側はガス施設を攻撃したのはロシアだと反論していて、「ロシアが各国の外交努力を台無しにするために虚偽の情報を発信している」と非難しました。
またウクライナ軍は、合意を厳格に遵守しているとした上で、27日にはロシア軍によるウクライナのエネルギー関連施設への攻撃があったと主張するなど、非難の応酬が続いています。