米バイデン大統領「ロシアが化学兵器を使えば重い代償を払うことになる」
アメリカのバイデン大統領は11日、ウクライナ侵攻を進めるロシアが生物化学兵器を使えば「重い代償を払うことになる」と述べ、アメリカとして何らかの対抗措置を取る考えを示しました。
バイデン大統領「ロシアが化学兵器を使えば、重い代償を払うことになる」
生物化学兵器をめぐり、アメリカ政府は、ロシアがウクライナ国内で使用するか、ウクライナ軍が使用したように見せかける偽旗作戦を行うのではと警戒を強めています。
一方、バイデン大統領はロシアへの追加制裁として、貿易面での優遇措置「最恵国待遇」を取り消す方針を表明しました。これにより、すでに取り消されている北朝鮮やキューバと同等の30%程度の高い関税をかけられるようになります。
また、バイデン大統領は、ロシア産の魚介類やウオッカ、ダイヤモンドなどの輸入禁止措置を発表しました。
アメリカ政府は10億ドル=日本円で1170億円程度の収入をロシアが失うとの見通しを示しています。
さらに、プーチン大統領に近いエリート層向けの高級時計や高級車、宝石など高級品のロシアへの輸出禁止措置も発表しました。