アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは利用規約を変更し、AI（＝人工知能）に記事を学習させることを原則禁止しました。

ニューヨーク・タイムズは今月3日付で利用規約を変更し、書面による事前の同意なしに、記事や画像などをAI（＝人工知能）に学習させることを禁じました。違反した場合は、民事や刑事で責任を問われたり、罰則や罰金を課されたりする可能性があると警告しています。

ニューヨーク・タイムズはNNNの取材に対し、「AI学習のために自社の記事などを利用することは常に禁止しているが、そのことを明確にするため規約を変更した」とコメントしています。

一方、AP通信は「チャットGPT」を開発したオープンAIと連携し、過去の記事をAIに提供し、報道への活用方法を探ると先月発表していて、報道各社の今後の対応が注目されます。