イギリスで3日、最新の世論調査が発表され、右派のポピュリスト政党「リフォームUK」が初めて支持率で首位となりました。

イギリスの調査会社「ユーガブ」が3日に発表した最新の世論調査によりますと、右派のポピュリスト政党「リフォームUK」が、先月末に実施した調査と比べ2ポイント上昇して25％の支持を集め、初めて政党支持率で首位となりました。スターマー首相率いる与党の労働党は3ポイント下落し、24％の支持率でした。

「リフォームUK」はファラージ氏が党首を務め、減税や厳しい移民政策などを打ち出し支持を集めていて、去年の総選挙でも、新党ながら5議席を獲得するなど、躍進しました。

一方、与党の労働党は、スターマー首相の就任後、支持率の低迷が続いていて、直近の政権支持率は16％、不支持率は64％となっています。

イギリスメディアは、世論調査の結果を受けて、「誤差の範囲内であり、支持率の全体像に変化はない」としたものの、「リフォームUKが支持率でトップになったことは、国会議員の間で大きな注目の的となるだろう」と報じています。