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中国政府“アメリカが中国脅威論をあおっている” 米国防総省「中国が2035年には1500発の核弾頭を所持」との報告書受け

2022年11月30日 21:44

中国が保有する核弾頭の数が2035年におよそ1500発に増えるとの見通しをアメリカ国防総省が示したことを受け、中国政府は「アメリカが脅威をあおっている」と反発しました。

アメリカ国防総省が29日に公表した報告書では、中国が核戦力の増強を加速させていて、「このままのペースでいけば2035年におよそ1500発の核弾頭を持つ可能性が高い」との見通しを示しています。

これに対し、中国外務省の報道官は30日の定例会見で「アメリカは近年、中国脅威論を繰り返しあおっているが、 その目的は自国の核戦力を拡張し、軍事的覇権を維持するための口実探しにすぎない」と強く反発しました。

また、「中国は核戦力を国家の安全保障上必要最低限に維持し、いかなる軍拡競争にも参加しない」と述べた上で、「アメリカは核軍縮を実現するための条件を作るべき」と強調しました。