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「洗濯のプロ」が教える 梅雨の洗濯の悩み“生乾きのにおい”解決法

2024年7月8日 20:42
「洗濯のプロ」が教える 梅雨の洗濯の悩み“生乾きのにおい”解決法

梅雨のこの時期、洗濯の悩みといえば「生乾きのにおい」。それを抑える“プロの洗濯法”を聞きました。

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異例の暑さが続く、今年の梅雨。東京都内では6日、日中晴れていたものの、夕方には突然急な雷雨に見舞われました。変わりやすい天気に、街の人からは洗濯のタイミングに悩む声も聞かれました。

主婦(40代)
「ついつい(洗濯物を)外で乾かしたくて、そのまま(外に干して)出て、雨に遭ってやり直し」

主婦(40代)
「天気予報、出かけるときはまめにチェックして、ちょっとでも雨が降りそうなときは、家の中で干す」

気象情報サイト「ウェザーニュース」によると、梅雨の時期は「乾かない」「生乾き臭」「部屋干しで室内がジメジメする」という、3つの悩みを抱えている人が多くいるといいます。

そんな梅雨の時期の洗濯の悩みを少しでも取り除くため、みなさんから聞いたギモンを、“洗濯のプロ”ライオン・お洗濯マイスターの大貫和泉さんに、解決してもらいました。

最も多く聞かれたのが…

主婦(30代)
「乾かなくて、かなり時間がたってから室内で乾かして取り込むと、においがしたりとか、そういったことで悩んでいます」

室内で時間をかけて干すことで感じる、いや~な「におい」について、プロが教える主な解決策は、4つ。

ライオン・お洗濯マイスター 大貫和泉さん
「洗濯をしても(においが)とれない場合、つけ置き洗いをするのが効果的」

まず、洗濯機に入れる前に約40℃のお湯に洗剤と漂白剤を入れ、約2時間つけておきます。

ライオン・お洗濯マイスター 大貫和泉さん
「2時間たったら、洗濯機で普段通り洗濯すれば大丈夫。菌と汚れをしっかり落とすことができます」

洗濯機に入れる際も、一工夫。

ライオン・お洗濯マイスター 大貫和泉さん
「バスタオルがにおうなと感じる場合、バスタオルはこのように広げて入れていきます」

一番洗浄力が高いという洗濯槽の「一番下」に、においが気になるものを「広げて入れる」ことです。ドラム式洗濯機の場合でも同じだといいます。

そして洗濯が終わり、憂鬱(ゆううつ)な“部屋干し”にとりかかるときは…

ライオン・お洗濯マイスター 大貫和泉さん
「嫌なにおいは、干し始めてから5時間を過ぎると出てくる。なので5時間を目安に乾かしていただきたいです」

“早く乾かす”ことがなによりも重要。扇風機やサーキュレーターで下から風を当てることもおすすめです。

また、忘れがちな“洗濯機”のおそうじも大事なポイントです。定期的なお手入れで、中に付着する菌や汚れが洗濯物に移り、においが発生するのを防げるということです。

部屋干しに関しては“マイルール”がある人も…

主婦(50代)
「長い・短い・長い・短い…という干し方。風が通り道をちゃんと抜けるように干したりしています」

「干し方」のちょっとした工夫。一見、風が通りやすくなり乾かす時間が短縮されるように思えますが…

ライオン・お洗濯マイスター 大貫和泉さん
「長い・短い“長短干し”よりも、実は長いものを外側・短いものを内側、“アーチ干し”の方が早く乾く」

長いものを風に当たりやすくしたり、アーチを作ることで全体の風通しがよくなったりすることから、長さを交互にするよりも30分早く乾かすことができるというのです。

においを防ぎたいことから実践している“マイルール”を持つ人は…

「洗濯物を(洗濯機のコースで)50℃以上で洗っている。においを…くさくならないように」

実は、あまりおすすめではないそうです。

ライオン・お洗濯マイスター 大貫和泉さん
「型崩れ、色あせすることがある。洗濯表示を見て確認して洗ってください」

菌によっては50℃でも死滅しないものもあり、衣類が傷む原因にもなるので、洗濯表示を見たうえで判断してほしいということです。

そして、汗を多くかくこれからの時期は、Tシャツや靴下を裏返して洗濯すると、汗などの汚れが落ちやすくなるということです。

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