愛媛でミカンがとれなくなる!? “柑橘王国”の危機フランス・パリでの市場開拓に密着!
温州みかん・伊予柑・ぽんかんなど、40種類以上の柑橘を生産する愛媛県。ところが令和2年産の柑橘類の生産量は統計開始以来、2度目の“首位陥落”。さらにこの先、温暖化が進むと、愛媛県全域で温州みかんが栽培できなくなる可能性があるという。
柑橘王国が最大の危機に直面する中、立て直しを託されたのが、県庁で働く谷中康太(たになか こうた)さん。海外での勤務経験があり、流通戦略にも詳しい谷中さん。ピンチを救うため、ある果物に白羽の矢を立てた。それが…“misho”。
mishoとは、日本版グレープフルーツとも言われる河内晩柑のこと。グレープフルーツに比べ苦みは少なく、そのまま食べたり香り付けをしたりと、さまざまな用途に使える。暖かい環境でも栽培できるため将来性があり、温州みかんに代わる新たな果物として海外に売り出そうとしていた。
5月半ば。フランス・パリにやってきた谷中さん率いる愛媛の“特命チーム”。今回、パリで果たしたいミッションは2つ。1つ目は現地の料理人やバイヤーを招いた商談会。2つ目は、世界最大の卸売市場「ランジス市場」での宣伝。
まず、翌日の商談会に向けて、料理を振る舞う会場の下見に向かう谷中さん。ところが、連絡の行き違いで会場の中にすら入れないというまさかのトラブル。はたして、 “特命チーム”はパリでミッションを達成することができるのか。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年6月28日放送「news every.」より)