6人家族の“和食料理人”が新たな挑戦…渾身のスープで佐野ラーメンの激戦区に参戦!
栃木県佐野市のご当地グルメといえば「佐野ラーメン」。市内にはおよそ150もの店があり、県外からも多くのファンが訪れる。
元和食料理人の佐藤義之さんは、そんなラーメンの激戦区で新たに店を出すことを決意。出汁ソムリエなどの資格を持つ和食のプロならではの味を目指し、「塩味ではなく、旨味で食べてもらう」と意気込む。店舗に選んだのは2年前まで居酒屋だった「居ぬき物件」。店内が広く、コロナ禍でも安心してラーメンを提供できると考えた。
実は佐藤さん、去年まで単身赴任をして東京の和食レストランで働いていた。しかしコロナの感染が拡大する中、家族が東京で働くことを心配し、地元の栃木に戻ることにしたのだ。
そんな時に知ったのが、佐野市が開設した「らーめん予備校」。ここでラーメンづくりのノウハウを学び、独立・開業を目指すことに。もう後がないチャレンジだ。
「年齢的にもかなりギリギリですよね。(生活費は)毎月ギリギリで貯金を取り崩してっていう状態なので」そう語る佐藤さんは妻と子ども4人の6人暮らし。ラーメン店をやるという夫の決断に、妻のあやさんは、「人様に出してお金をいただくので、ほんとに大丈夫って思います」と不安を隠せない様子。一方、この春高校生になる長女の遙さんは「パパならやると決めたことは、ずっとやり続けそうなイメージだから」と期待を込める。
オープンが2週間後に迫まったある日。完成したラーメンを友人らがを試食すると「何かが足りない…」という。妻のあやさんも「また食べに来ようとは思わないラーメンになってる気がする」と評価は芳しくない。さらに、関係者を招いての試食会でも厳しい指摘が相次いだ。オープンまでもう時間がない。深夜までラーメン作りを続ける佐藤さん。果たして理想のラーメンを完成させ、無事に開店を迎えられるのか…。
※詳しくは動画をご覧ください。(2022年3月31日放送「news every.」より)