化粧品の売り上げアップ マスクはずし外出も増え…
新型コロナウイルスの感染状況も落ち着き、マスクを外す機会も増えてきたことで、肌ケアなどへの意識が再び高まってきています。外出するケースも多くなる中、化粧品などの販売数が以前より伸びているということです。
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21日、百貨店の化粧品売り場には、色とりどりの化粧品が並んでいました。実は今、コロナ禍で売り上げが減っていたという化粧品に変化が起きているのです。
松屋銀座・化粧品バイヤー 三原薫子さん
「ゴールデンウイークを過ぎてから、メイク品の売り上げ、特にリップが伸びている」
外出などの機会が増えた今、去年5月と比べ、売り上げは5割アップしました。
松屋銀座・化粧品バイヤー 三原薫子さん
「(これまでは)マスクをすることが前提のメイク品というのが売れ筋に上がっていたが、最近はつや感のあるリップや、自分がつけたいものをつけたいというお客様のメイクへの気持ちが高まってきている」
コロナ前やコロナ禍で買った化粧品を、トレンドのものに買い替えたいという人も多いといいます。
そのために始めたのが…
記者
「こちらではいらなくなったコスメを集めて、アップサイクルするコスメ回収キャンペーンを行っています」
不要になった化粧品を回収し、クレヨンにするプロジェクトを実施。
お客さん(30代)
「マスクをしていると、リップですとか使用頻度の少ないものも多くあるので、それを別のことに使って、新しいものに買い替えたい」
およそ1週間で段ボール4箱分が集まったといいます。
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マスクを外す機会に備え、街ではこんな声も…
20代女性
「マスクすると当たる部分が乾燥しやすいので、スキンケアをより注力しています」
都内の雑貨店では、肌ケアグッズが人気になっていました。
3COINS+plus浅草ROX店 矢内香織さん
「こちらがウォーターピーラーとなっております」
スキンケアなどがおうちで手軽にできるアイテムです。(AUウォーターピーラー 2200円)洗顔後、多めの化粧水を塗り、機械の先を肌にあてると、毛穴の汚れや古い角栓を落としてくれるといいます。
3COINS+plus浅草ROX店 矢内香織さん
「昨年の7月に販売されてから累計販売数が20万個以上」
付属品を減らし、価格を抑えたというこの商品。美容家電になじみのない人にも気軽に試してほしいということです。
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さらに、こんな声も…
「見えていないところのしわとか、そういうのは気になる」
「しばらく口元を出さない生活だったので、口周りのたるみや小じわとか。今までは隠れてたから、まあいいかみたいな感じだったんですけど」
大手化粧品メーカーでは、そんな悩みに特化した商品を発売します。
花王トワニーブランドマネジャー 佐々木純一さん
「ほうれい線の外側につけていただくと、肌を引っ張ることで、ほうれい線が目立たなくなる新感覚のメイクアイテム」
20代から60代の女性のおよそ1000万人が悩んでいるという、ほうれい線。
これまではファンデーションで隠す人が多かったといいますが、こちらは塗って隠すのではなく、引っ張り目立たなくするといいます。(トワニードラマティックメモリー 8800円・メーカー希望小売価格 9月10日発売 化粧品専門店、総合スーパーのみで販売)
番組スタッフが体験してみました。
洗顔後、化粧水と下地のあとに気になるほうれい線の横に2本線を引き、指でなじませます。綿棒で余分な液を取り除き、乾燥させると…
番組スタッフ
「膜ができて引っ張ってくれているような感じがしますね」
一度塗れば4時間ほど持つということです。
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3年ぶりに制限のない夏。おしゃれを楽しむ機会も増えそうです。