冬の伝統行事かまくら 穴をあける作業始まる とけて補修する様子も
27日の県内は朝、放射冷却の影響で厳しい冷え込みとなったものの、日中は高気圧に覆われ日が差す時間帯もありました。
こうした中、横手市では冬の伝統行事かまくらに向け、穴を開ける作業が始まりましたが、先週からの暖かさで雪がとけ、かまくらを補修しながらの作業となりました。
朝の県内は放射冷却の影響で内陸を中心に厳しい冷え込みとなりました。横手市では午前7時半ごろに今シーズンの最低気温を更新する氷点下8.9度を観測しました。
県内で最も気温が下がったのは鹿角市で氷点下10.5度。また湯沢市で氷点下10.4度まで下がったほか、由利本荘市東由利で氷点下10度など6つの地点でこの冬最も気温が下がりました。
こうした中、横手市では冬の伝統行事かまくらに向け、27日穴を開ける作業が始まりました。
朝は冷え込んだものの日中は日が差したきょうの横手市。
先週はこの時期としては気温の高い日が続き、職人たちが気がかりなのは…。
女性職人
「土曜日やったときはもう穴ぼこでとけてて、もうスコップでバンバンって叩いて10センチ以上へこんだんですよ」
男性職人
「いつもこんなとけねっすども、暑かったりずっと気温高かったから、だめだすとけて」
雨が降った影響もありこれまでに積み上げたかまくらの一部がとけてしまい、
上の部分がくぼんだり表面に凹凸が目立つようになってきました。
急遽、穴あけ作業と並行しかまくらの補修も行われました。
女性職人
「いい感じに雪が降って暑くなり過ぎず、かと言って寒くなり過ぎず、ほど良い気温差で続いてほしいです」
男性職人
「冷えたり暑かったり気温がすごい上下が激しいから難儀だっすな今年も、はっはっはー。あまり(気温)上がらないように祈ってます、はい」
来月15日のかまくら本番まであと半月あまり。
多くの観光客の期待応えるため、日々汗を流す職人たち。今後の天気と気温を気にかけながらの作業が続きます。