ふるさと納税の返礼品として全国へ 雪中貯蔵の「春待ちりんご」掘り出し作業が進む 横手市
雪の下でねかせた雪中貯蔵のリンゴの掘り出し作業が、横手市で行われました。
雪国秋田の気候が育んだみずみずしいリンゴは、ふるさと納税の返礼品として、全国に届けられます。
横手市増田町のりんご園は、雪を有効活用しようと、市内の食品会社などで作る協議会とともに、毎年、リンゴの雪中貯蔵に取り組んでいます。
硬く締め固まった1メートルほどある雪をスコップで払うと、真っ赤なリンゴが姿を現しました。
去年の12月下旬から雪の下で貯蔵したリンゴは、「春待ちりんご」と名付けられ、横手市のふるさと納税の返礼品にもなっています。
雪の中は、リンゴの保存に適した低い温度と高い湿度が、長期間、一定に保たれることから、もぎたてのようなみずみずしさと、シャリシャリとした食感が残り、毎年好評だということです。
小松谷りんご園 小松谷正樹さん
「硬さがそのままで、みずみずしさと甘さがすごい増してとてもおいしいです」
「十分に雪も確保できて、最高の状態で保存できたと思います」
「雪がある地域でしかできないことなので、みずみずしいリンゴを雪を感じながら、おいしく食べていただきたいですね」
雪国秋田の気候が育んだ「春待ちりんご」。
今年は約450キロが用意され、ふるさと納税の返礼品などで全国に届けられます。