使うたびにモチベーションがアップする! いま話題の文具“モチベ文具”とは?
新生活が始まる4月! 使うほどにモチベーションがアップする文具、名付けて“モチベ文具”がいま話題になっています。開発したのは、歴史ある文具メーカー。調べてみると、各社の技術とこだわりが詰まっていました。米澤かおりキャスターの取材です。
米澤キャスターが訪れたのは、80年以上文具を作り続けてきたメーカー、サンスター文具です。
米澤かおりキャスター
「新しくモチベーションが上がる“モチベ文具”を開発されたと聞いたのですが」
サンスター文具クリエイティブ本部イ サンジンさん
「消しゴムです」
ニヤリと絶妙な笑みを浮かべる柴犬とパッチリとした目が特徴のネコ。2024年1月に発売された、これらの消しゴムには、使っていくとモチベーションの上がる、仕掛けがありました。
米澤かおりキャスター
「忍びない気もするけど…もちろんよく消えますよ。あっそうすると、ちょっと丸みが出ました。いろんな形に変化させて楽しむことができるんですね」
使っているうちに角がなくなってしまう消しゴムの特性を生かして、“育てる”おもしろさを表現。カッターなどを使い、耳やくびれを出すと、可愛さもアップします。長く、愛着を持って使えるのが、モチベUPのポイントです。そして、一番のこだわりは、この表情!
サンスター文具クリエイティブ本部 イ サンジンさん
「ほどよくかわいく、少しは憎たらしさもある表情をもたせるために、約100パターンのデザインを検証」
商品開発の際、実際の柴犬の写真を参考に、口角や目の大きさなど約100種類を検証し、社内投票しました。その結果、愛着が持てるとされた現在の表情が選ばれたのです。
サンスター文具クリエイティブ本部 イ サンジンさん
「ドキドキわくわくさせられるような商品づくり、そして新しい挑戦につなげていきたい」
続いて訪れたのは銀座ロフト。今、注目の“モチベ文具”が2024年3月に発売され、即日完売した店舗もあるというほどの人気がある、一枚ずつめくれるパンダのステッカーです。
米澤かおりキャスター
「ペタリ! あ~かわいい! なんてゆるいんでしょう」
絵柄は全部で5種類。このゆるかわなデザインに、どんなモチベUPの仕掛けがあるのでしょうか?
銀座ロフト広報 田中寛子さん
「パンダの空いているスペースに、ちょっとひとこと書けるというところ」
パンダのお腹に一言書き込めて、メモがわりに使えるんです。ちなみに、付箋のように何度でも剥がせます。日記に予定を書くのも、ちょっとテンション上がりますよね。
米澤キャスター、火曜メンバーのアノ人に一言メッセージ!
米澤かおりキャスター
「中野さん! 飲も!! 多分“いいよ~”って答えていると思います」
こちらのステッカーは2つの老舗メーカーが協力して、お互いの技術を詰め込んだ商品です。
まず、一枚ずつめくれるというアイデアは、創業118年の歴史を誇る印刷メーカーが独自に開発しました。そして、一言添えられるパンダのデザインは、なんと江戸時代から続く、手紙などを作っている会社が担当しています。
古川紙工 栗下直子さん
「やっぱり手書きの温かさ(手紙を)受け取ったときの嬉しさを知っていただいて、自分もやるきっかけをつくっていきたい」
ちなみに、文具好きにとってパンダの絵柄は人気だそうで、元々、限定生産の予定でしたが、あまりの人気に追加で生産が決まったそうです。
使うたびにテンションが上がるモチベ文具で、新生活の気分を上げていきましょう!