青谷弥生人“そっくりさん”決定 6キロ減量して“頂点”に
鳥取市青谷町の遺跡で見つかった人骨から再現された約1800年前の「青谷弥生人」に一番似ている人を決めるコンテストが行われました。グランプリに輝いたのは大阪府の吉田昌弘さん(35)です。「弥生人は太っていなかった」と考え、6キロ減量してコンテストに臨みました。
◇
長い髪に、つぶらな瞳。鳥取市青谷町の遺跡で見つかった人骨から、忠実に再現された約1800年前の「青谷弥生人」です。
28日、遺跡近くの会場では、応募総数215人の中から、AI(人工知能)を駆使した審査で選ばれたそっくりさん10人が集結しました。この中から、青谷弥生人に一番似ている人を決めるコンテストが行われました。
グランプリに輝いたのは、大阪府の会社員・吉田昌弘さん(35)です。実は、吉田さんは「弥生人は太っていなかった」と考え、3か月で6キロの減量に成功しました。営業職にもかかわらず、髪とひげを伸ばしてきたといいます。
グランプリ決定前には、娘とのエピソードも披露しました。
グランプリ受賞 吉田昌弘さん(35)
「『一緒に隣を歩かないで』と娘に言われても、きょうに照準を合わせてきました。これをきっかけに娘が口をきいてくれなかったり、『おまえの父ちゃん弥生人』と指さされないかだけが心配」
その後、グランプリに決まると、吉田さんは「ごめんね…『おまえの父ちゃん弥生人』、名誉なことなんで喜んでください」と笑いを誘いました。