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「おにぎりで世界一に」「おにぎりで感動と幸せを」おにぎり専門店で勝負する20代たちに密着!

2023年9月26日 16:04
「おにぎりで世界一に」「おにぎりで感動と幸せを」おにぎり専門店で勝負する20代たちに密着!

総務省の家計調査によると、2022年のおにぎりへの支出額は5172円と過去最多だったそうです(※2人以上の世帯)。そこで番組独自に調べたところ、確認できただけでも、2023年に東京都内でオープンしたおにぎり専門店は、25店舗ありました。

その中には、おにぎりをビジネスチャンスと捉え、挑戦している20代の若者たちの姿も。おにぎりで夢を叶えたいという、若者たちの思いとは?米澤かおりキャスターの取材です。

米澤キャスターが訪れたのは、東京の中央区日本橋。

米澤かおりキャスター
「おしゃれなカフェのような雰囲気ですが看板見てくださいおにぎりと書かれています」

こちらのお店は、2023年7月にオープンした"新感覚"のおにぎり専門店。中に入っておにぎりを見てみると…

米澤かおりキャスター「黒毛和牛ローストビーフトリュフソース!?」

ご飯を覆う、自家製のローストビーフ、そこにトリュフが香るソースをかけて食べるという、ご馳走のようなおにぎりや、あおさのりをまぶし、塩麹とバターでソテーしたホタテがたっぷり乗ったおにぎりなど、手間暇かけた約15種類のおにぎりが並びます。握るときは、フワフワの食感と米粒を粒立たせるために、親指で空気の穴を作っています。

そして、海苔は別添えにする事で、パリッとした食感を味わえるように工夫しています。

味のバリエーションと細やかな気配りが好評のようで、ごはん時になると、近隣で働く会社員や住民たちが、次々と買いに訪れていました。

米澤キャスターは、ローストビーフおにぎりをいただいてみることに。

米澤かおりキャスター
「お肉のボリュームがすごい!すごくやわらかいですしトリュフソースと揚げた玉ねぎの香ばしさと合わさって最高のマリアージュ」

お店を経営するのは、現在、27歳の川原田美雪さん。実は、東京大学大学院を卒業し、大手IT企業に就職したものの、何と“おにぎり”のために、退職したと言います。

米澤かおりキャスター
「なぜおにぎり専門店を始めた?」

運営会社RICE REPUBLIC取締役社長 川原田美雪さん
「おにぎりが世界に広がる可能性が一番あるポテンシャルがある」

川原田さんがおにぎり専門店を始めたきっかけは、飲食業界で会社を経営する大学の先輩から、「おにぎりで世界一にならないか」という一言でした。

世界で"お寿司"が人気のように、“おにぎり”も世界で勝負できると感じたそうです。

運営会社RICE REPUBLIC取締役社長 川原田美雪さん
「心が踊った あ、これ私の人生 かける価値あるなと思った」

米澤かおりキャスター
「今後の目標を教えてください」

運営会社RICE REPUBLIC取締役社長 川原田美雪さん
「海外に70店舗国内に30店舗の合計100店舗のグローバルチェーンになりたいと思っています」

おにぎり専門店に挑戦する20代店主は他にもいました。2023年8月、東京の港区にオープンした、その名も米農園!

午前8時。開店と同時に近隣で働く会社員たちが次々と訪れます。

米を潰さないように、ふんわりと握るおにぎりは、1つ150gと、お茶碗一杯分の食べ応え。人気は、自家製にくそぼろと豚汁のセット720円。※ランチ価格

米澤かおりキャスター
「うん! お肉が甘辛く煮詰めてあって ニンニクのパンチがすごくきいているどこから食べても具材がたっぷり! 幸せ!」

こちらの店主は、福田幸平さん25歳。会社員を辞めて、おにぎりの世界に飛び込みました。

米農園店主 福田幸平さん
「僕はお客さまに感動と幸せを与えられるような仕事がしたかった」

お店を始めたきっかけは、専門店で食べたおにぎりの美味しさに、感動したからだという福田さん。実際に、おにぎり専門店の「戸越屋」で1年間の修業をしました。そして、居抜きの物件を見つけ、イスやカウンターなど使えるものは、そのまま使って改装するなど、貯金800万円を使いお店を開業させたのです。おにぎりは全部で36種類!

米農園店主 福田幸平さん
「"お客さまに感動と幸せをお届けする"を東京にまずは広げていきたい」

おにぎり文化を日本から世界へ! 若き店主たちの挑戦に注目です。