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百貨店「津松菱」ブランド品や絵画など高額商品の移動デパートを展開 富裕層のニーズ掘り起こしへ  三重・津市

2024年11月28日 13:39
百貨店「津松菱」ブランド品や絵画など高額商品の移動デパートを展開 富裕層のニーズ掘り起こしへ  三重・津市
マッピー号(津松菱提供)

三重県津市に本社を置く百貨店「津松菱」は11月から移動販売車両で出張営業を始めました。百貨店がない三重県の南部に加え、岐阜県にも足を延ばして運行しています。海外ブランドのバッグや靴、装飾品、絵画などの高額商品を中心に取り扱い、外出を敬遠する年齢の高い富裕層を対象にニーズを掘り起こすことが狙いです。


導入した移動販売車両は長さ約7メートル、幅約2メートルの中型バスで、クレジットカードや催事日などに用いられている松菱百貨店の愛称「マッピー」に由来して、「マッピー号」と名付けられました。座席を取り外し、商品を並べる陳列台、商談を行うテーブルといすのセットなどが設置されています。

三重県南部に店舗を構えていた三交百貨店は、2001年5月に伊勢店が閉店、06年12月には松阪店が閉店。百貨店空白地域の県南部へ移動販売に出向き富裕層をターゲットに営業展開することで、新たな販路を見出そうとしています。


今年7月に岐阜高島屋が閉店したことで「百貨店のない県」となった岐阜県にも移動販売に向かい、顧客ニーズの掘り起こしを図っています。


移動販売としては、外出を敬遠する年齢の高い富裕層をターゲットに据えているということですが、販売目的だけでなく、ファン作りのためのイベントにも登場した車両のレンタルも行う予定です。

担当者によりますと、「この車両の活躍を見込んで、全体売り上げの1割ほどの増収を目指している」ということです。

最終更新日:2024年11月28日 13:39
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