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猛暑と雨でダブルパンチ!? 雨に期待の「トウモロコシ」 一方「メロン」襲う“追い打ちの雨”  愛知・田原市

2024年7月11日 17:33
猛暑と雨でダブルパンチ!? 雨に期待の「トウモロコシ」 一方「メロン」襲う“追い打ちの雨”  愛知・田原市
連日の猛暑が一段落し、ようやく梅雨らしい雨が戻ってきました。

「恵みの雨」と歓迎する人もいる一方、愛知の名産品には困った影響も。猛暑と、その後の雨でダブルパンチだというのです。

雨に期待しているのがトウモロコシ農家。愛知県田原市のトウモロコシ畑を訪ねると…。

Q.今水まきしている
トウモロコシ農家 彦坂航さん:
「トウモロコシは初夏の野菜。暑さが35℃を超えると生育に悪影響が出るので、水をかけて冷やしているところです」

今が一番の食べ頃のトウモロコシ。夏野菜なのですが、実は暑さが苦手!?

トウモロコシ農家 彦坂さん:
「根からの水分が足りなくて、ペコペコになる。張りがなくて食味が悪い」

ここまでの猛暑の影響でカビが生えてしまったものも。今年は、すでに1200本ほどのトウモロコシを廃棄したと言います。

トウモロコシ農家 彦坂さん:
「トウモロコシはイネ科で水を欲しがる野菜なので、適度なお湿り、雨はとても助かる」

恵みの雨となった一方で、同じ田原市の農家では。

Q.この時期の雨は恵みの雨
メロン農家 鈴木教広さん:
「このくらいの雨ならまだ。ここからひどくなるなら、恵みじゃなくなります」

渥美半島の夏の味覚のひとつ、「アールスメロン」。

今年は、予想外の猛暑の影響で10分の1を廃棄せざるをえなかったといいます。

葉はしおれ、通常のものと比べても一目瞭然。元気がありません。そんな状況に追い打ちを掛けそうなのが雨です。

メロン農家 鈴木さん:
「出荷10日前くらいになると、糖度をのせるために水を少しずつ減らしてくんで、雨が多いと管理しづらくなるし、糖度14度を超えないと商品価値がなくなる」

水を含みすぎると味に影響するメロン。猛暑と雨のダブルパンチに農家は、不安を抱える毎日だといいます。

そんな中、あの手この手の工夫で出きたのがメロンスムージー。

メロン農家 鈴木さん:
「ウチは使えるモノは加工して、キッチンカーで(形が悪いだけのメロンを)捨てたらマイナス。だったら何か工夫して、お金にかえましょうって」

果たして、どんな降り方になるのか。そして、梅雨はいつまで続くのでしょうか。

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