５日午前、名古屋市の中村警察署で市内の中学生6人に表彰状が贈呈されました。実はこの6人、7月にある女性の命を救ったのです。

それは、生徒たちが公園で遊んでいたときのことでした。

出会ったのは70代の見知らぬ女性。夫を探しているという女性を手伝い、一緒に公園内を歩いていたところ…。

中学生：
「急に『えらい』って言い出して」
「全員で持ち上げてあっちのベンチへ（運んだ）」
「途中から『頭が痛い』って言われた」

その日の名古屋の最高気温は34.7℃と猛暑日までは至らない暑さでしたが、その後も女性の体調は悪化していきます。

そこで生徒たちは110番通報を。警察が来るまでの間、女性を励まします。

中学生：「痛いところないですか？とか、警察に頭が痛いことを言ったら、救急車を呼んでくれました」

女性が熱中症と見られる症状を訴えていたため、病院に搬送されましたが、生徒たちの処置もあり、命に別状はなかったということです。

中学生：
「いきなりで、 そんな大きなことになると思ってなかったから、びっくりした」
「おばあちゃんの命に関わった かもしれないし助けられて良かった」

愛知県では今年7月1日から28日にかけて、熱中症の疑いで2626人が救急搬送されていて、そのうち6人が死亡しており、県では注意を呼びかけています。