走る!跳ぶ!登る!人気スポーツ・パルクールと融合した20秒間の真剣勝負 “パルクール鬼ごっこ”とは?
障害物の間を移動するスピードや技術を競うなど、アクロバットな技が魅力のフランス生まれの人気スポーツ・パルクール。このパルクールと日本古来の遊びを融合させたスポーツが、いま盛り上がっていました。月に、100キロ以上走ることもあるという、伊藤大海アナウンサーが取材しました。
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伊藤アナが訪れたのは、2023年8月にオープンした、スポーツ施設。
伊藤大海アナウンサー
「ここはどんな施設なんですか」
Parkour onigoccoオニバト山本 勇城さん
「こちらは日本初のパルクール鬼ごっこが体験できる施設となっております」
パルクール鬼ごっことは、障害物を設置したフィールドで行う1対1の鬼ごっこです。
制限時間は20秒。相手を早く捕まえた方が勝ち。これを攻守入れ替わって行います。
今回の撮影のために集まってくれた会員のこどもたちに、お手本を見せてもらいました。
小学3年生
「楽しかった」
小学6年生
「いろんな技を使うのが楽しい」
スポーツ庁の体力テストによると、令和元年以降、こどもたちの身体能力は低下傾向にあります。
そうした背景がある中、パルクール鬼ごっこは、走る・跳ぶ・乗り越えるなど、動作の基礎能力を楽しみながら鍛えることを、目的としてるのです。
その広がりは、日本全国で大会を開いたり、小学校のクラブ活動で行われたりなど様々です。
ということで伊藤アナも挑戦。まずは、ステップヴォルト。障害物に、片手と反対側の脚をつけて、跳び越えます。
素早く移動するための基本的な動きなんですが…。
伊藤大海アナウンサー
「結構ハードですよね。全身使っていますね」
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基本的な動きを身につけたところで、いよいよ対決です!
高校時代、駅伝に打ち込んでいて、脚には自信があるという、伊藤アナウンサー。
対戦してくれるのは、パルクール鬼ごっこを初めて2か月という、小学6年生の颯真くん。
1回戦は、伊藤アナが鬼をつとめます。年齢差17歳。伊藤アナは、大人の意地を見せられるのでしょうか。それでは試合スタート。
素早く逃げる颯真くん。なかなか捕まえることができません。一気に追い詰めようと、障害物の上からも移動しますが、タイムアップ!逃げ切られてしまいました。
伊藤大海アナウンサー
「速い!全然疲れていないじゃん」
続く2回戦、今度は颯真くんが鬼。すでに、引き分け以下が確定した伊藤アナ、ここは何としても、逃げ切らなければなりません!
そして、2回戦スタート。しかし、開始からわずか11秒で、颯真くんが伊藤アナにタッチ。伊藤アナ、完敗です。
伊藤大海アナウンサー
「これはもう大人もこどもも身体能力を高めるうえで本当にいいものだなと思いました体力もつきそうだね。これね」