猛暑に加え、地震への注意が呼びかけられたことしのお盆ですが、次は台風の影響が出始めています。関東地方に接近する台風7号は、福岡でもお盆のUターンを直撃しています。JR、空の便、そしてホークス戦への影響を取材しました。

猛暑日の国内最長記録を更新中の福岡県太宰府市。

■檜垣すみれアナウンサー
「午前10時すぎの太宰府市です。手元の温度計は37.5℃を示しています。立っているだけで汗が吹き出るような暑さです。沿道では多くの人が、日傘を差したり帽子をかぶったりして暑さをしのいでいます。」

太宰府市の15日の最高気温は36.8℃でした。これで猛暑日は28日連続となり、記録を更新しました。

■東京から訪れた人
「日差しがじりじりきています。めちゃくちゃ暑い。もう帰りたいくらい暑い。」

猛暑に加え、心配されているのが関東地方に接近中の台風7号です。16日、東海道新幹線が東京～名古屋間で始発から終日運転を取りやめるなど、交通機関への影響が広がっています。

その影響は、お盆のUターンが始まった福岡でも。

■阿部まみアナウンサー
「お盆の最終日、大きな荷物を持って帰省する人の姿があります。ただ、中には、あすの計画運休のため、予定を早めて帰る人の姿もありました。」

■東京に帰る中学生
「17日に帰る予定が、きょう帰る予定になりました。悲しいです。」
■孫の見送りに来た人
「ちょっと早く、台風の影響でね。 残念ですけれど、仕方ない。」

台風の影響で、宿泊日数を変更する家族もいました。

■埼玉に帰る予定だった人
「本当は名古屋から東京に帰る予定だったが運休になったので、もう1泊（名古屋泊）増やしました。何かあったら一大事ですし、安全のために。子どももいますし。」

福岡空港の航空会社のカウンターには、予約の変更をする人の姿が見られました。

■神奈川に帰る予定だった人
「あした帰る予定だったのですが（欠航になったので）火曜日の便になりました。仕事を2日間休まないといけないので。月曜日から仕事だったのですが。」

■神奈川に帰る予定だった人
「あした帰る予定ですが、台風の影響で、もし、きょう空きがあれば変更したいなと思って。空席待ちだと待たないといけないので、あきらめました。」

こちらの夫婦は神奈川に帰る予定でしたが、きょうの予約はできませんでした。

■元木寛人アナウンサー
「きょうの日本航空、東京・羽田行きの便を見てみますと、 満席の状態です。」

日本航空などによりますと、15日の満席の理由は、台風で予定を前倒しする人の予約が重なっている可能性があるということです。

16日は、福岡と羽田・成田を結ぶ多くの便で欠航が決まっていて、航空各社は最新情報をホームページなどで確認してほしいと呼びかけています。

16日、東海道新幹線は東京～名古屋の間で、始発から終日運転を取りやめます。名古屋～新大阪の間も、1時間に上下線それぞれ2本程度の運転になります。

山陽新幹線は東海道新幹線との直通運転を取りやめ、博多から名古屋・東京方面行きは、新大阪までの運転に変更します。

JR各社は、切符の変更・払い戻しは1年以内に最寄りの駅で、手数料無しで対応するので、みどりの窓口にいますぐ並ぶ必要はないと呼びかけています。

続いて、空の便です。15日午後4時半の時点で、全日空は16日の福岡発・羽田行きの23便と、羽田発・福岡行きの17便の欠航を決めています。日本航空も、福岡発・羽田行き15便と、羽田発・福岡行き11便の欠航が決まっています。

続いてホークスです。ホークスは15日午後6時から埼玉で西武戦があります。16日午後6時からは、みずほPayPayドームでロッテとの試合を控えています。試合はFBSで生中継の予定です。

球団によりますと、選手たちが福岡に戻ってくるのは16日の予定で、交通の状況によっては、16日の試合に影響が出る恐れがあるということです。試合の開催について、球団はホームページやSNSなど最新の情報を確認してほしいとしています。