世界最高齢プログラマーとして有名な若宮正子さんの講演会が26日、人吉市でありました。

講演会は人吉市が60歳以上の市民を対象に開いたもので、約70人の市民が参加しました。

4月で89歳になる若宮さんは、苦手だったそろばんに代わり計算機が出てきて助かった話や、当時は男性しか購入しなかったコピューターを購入し、使えるようになった体験を話しました。また、高齢者向けのスマートフォンのゲームアプリを作ってほしいと頼んだところ、プログラマーが高齢者の趣向が分からないということで自分でゲームアプリを作り、それがきっかけで国連で基調演説をしたエピソードを語りました。

そして、人生は仕事だけではなく、趣味や人の交わりが大切だと述べ、高齢者こそ、スマートフォンを使いこなせることで広がる世界があると話しました。