小学校入学を前にランドセルを購入する活動｢ラン活｣。来年春の入学1年間の4月から始まっています。ゴールデンウイーク中も大商戦だというラン活を取材しました。

■清家康広アナウンサー
「今年も始まりましたランドセルの受注会コーナーを見てみますと、様々な種類がありますが今年はどんなものが注目でしょうか」

熊本市中央区の鶴屋百貨店。今年は200種類以上のランドセルを販売しています。ラン活が本格化する5月を前に、毎年4月から受注会を行っています。

■購入に来た人
「急いで来ました。もう始まってるって聞いたので」
■購入に来た人
「早い人では、年中さんの時から資料とかパンフレット見ながら調べてるとは聞いていた。でも今、選ばないとないですからね。もし買おうと思った時には」

例年人気があるのはブランドもの。鶴屋百貨店では男の子はブラックやブルー、女の子はパープルやピンクが人気だといいます。そして各メーカーでは好きな色を自由に選んでもらえるようにこんな工夫も。

この水色のランドセルは、以前は内張がピンクでしたが、ベージュにすることで男の子にも選ばれるようになりました。

こちらは、中にリボンがあることで女の子から人気だといいます。

■鶴屋百貨店ランドセル担当 松野下百夏 さん
「男の子向けの赤いランドセルや、女の子向けでもネイビー、黒っぽいランドセルも置いておりますし、どちらでもお選び いただきやすいような水色キャメルのランドセルなどもございます」

ランドセルを選びに来た人は。
■客
「子どもがシルバーがいいって言ったので、 ここにあるシルバーを全部集めてもらって、色と軽さと、肩ベルトの位置を調整して厚着した時に背負えるかとか…」

子どもの希望をくみ取りつつ、親として気になるポイントも見ていました。

■子ども
「自分で選ぶのが楽しいです」

そしてこんなものも。
■清家康広アナウンサー
「中でも注目はこちら。NASAのランドセルです」

このランドセル、背あての部分にはNASAのロケットのイスに使用されている衝撃吸収素材が使われ、成長期の子どもの背中への負担を軽減するということです。
■鶴屋百貨店ランドセル担当 松野下百夏さん
「お母様方が軽いものはどれですかと言われるので、NASAのランドセルをおすすめすることが多いです」

また、小学校卒業後にはランドセルをリメイクして財布やキーホルダーにする人も。悩ましいランドセル選び皆さんはどう選んでいますか?

【スタジオ】
（畑中香保里キャスター）
我が家の娘は、色合いと刺繍が施されていたので、それが決め手でしたね。

（清家康広アナウンサー）
色も本当に豊富なんです。日本鞄協会 ランドセル工業会によりますと、人気の色は
▽男子　1位 黒 2位 紺 3位 青 4位 緑 5位 薄茶(キャメル)
▽女子 1位 紫/薄紫 2位 ピンク 3位 水色 4位 赤 5位 薄茶(キャメル)

男子は、定番の黒が51％ですが減少傾向で、黒でも青いステッチ縁取りをしたものなどが人気、そして紺･青と続きます
女子ではパープル系が約30％で一番人気、上位5色に変化はありませんが、ピンクが前年より増え20％超の人気です。
最近は、ジェンダーレスランドセルなど選べる色が増えているのが特徴で、男女問わず自由に好きな色を選ぶ傾向にあるそうです。

購入時期は5月がピークで、8月も多くなっています。5月の連休中に帰省して家族が集まり、祖父母が孫にプレゼントするケースも多いとのことです。

また購入金額の“平均”は5万9138円で、65000円以上の金額帯も37.6％と多く、取材した中では10万円までに収まればという人もいました。6年間使うものなので、金額をかけても子どもが使いやすいものをという声も多いようです。

（緒方キャスター）
そんなに早く選んで、子どもの気が変わることはないんでしょうか?

（清家アナウンサー）
購入する時に撮影をして、これで決まり！と子どもに言い聞かす親の姿も見られました。